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胸部X線での異常所見は?[画像診断道場~実はこうだった(131)]

No.4963 (2019年06月08日発行) P.1

鍋田陽昭 (大船中央病院 消化器・IBDセンター)

梅沢翔太郎 (大船中央病院 消化器・IBDセンター)

遠藤 豊 (大船中央病院 消化器・IBDセンターセンター長)

登録日: 2019-06-06

最終更新日: 2019-06-05

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48歳,男性。6カ月以上前から持続する下痢・血便を主訴に当院初診。大腸内視鏡などで精査を行い,潰瘍性大腸炎直腸型と診断し,メサラジン坐剤1g/日を開始した。投与1週間後より咳嗽・喀痰が出現し,持続した。1カ月後,受診時の胸部X線検査で上記画像を得た。
既往歴:アレルギー性鼻炎,薬剤歴:メサラジン坐剤1g/日,喫煙歴:なし。
来院時検査所見:WBC 9460/μL(Eosino 48.6%),Hb 14.4g/dL,Plt 32.3×104/μL,LDH 190U/L,AST 14U/L,ALT 14U/L,BUN 13mg/dL,Cr 0.88mg/dL,T-Bil 0.4mg/dL,TP 7.3g/dL,Alb 3.8g/dL,Na 141mEq/L,K 4.4mEq/L,CRP 0.35mg/dL





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勤務形態: 常勤
募集科目: 消化器内科 2名、呼吸器内科・循環器内科・腎臓内科(泌尿器科)・整形外科 各1名
勤務地: 長崎県雲仙市

公立小浜温泉病院は、国より移譲を受けて、雲仙市と南島原市で組織する雲仙・南島原保健組合(一部事務組合)が開設する公設民営病院です。
現在、指定管理者制度により医療法人社団 苑田会様へ病院の管理運営を行っていただいております。
2020年3月に新築移転し、2021年4月に病院名を公立新小浜病院から「公立小浜温泉病院」に変更しました。
6階建で波穏やかな橘湾の眺望を望むデイルームを配置し、夕日が橘湾に沈む様子はすばらしいロケーションとなっております。

当病院は島原半島の二次救急医療体制の救急告示病院として救急患者を受け入れています。
又、地域から強い要望がありました透析業務を2020年4月から開始いたしました。

●人口(島原半島二次医療圏の雲仙市、南島原市、島原市):126,764人(令和2年国勢調査)
今後はさらに、少子高齢化に対応した訪問診療、訪問看護、訪問介護体制が求められています。又、地域の特色を生かした温泉療法(古くから湯治場として有名で、泉質は塩泉で温泉熱量は日本一)を取り入れてリハビリ療法を充実させた病院を構築していきたいと考えています。

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