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国民医療費における患者負担割合は?【PickUp 医療データ】(130)

No.4944 (2019年01月26日発行) P.7

登録日: 2019-01-27

最終更新日: 2019-01-23

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医療費の自己負担割合は一般の場合3割だが、自己負担割合の低い高齢者の増加や高額療養費の増大により、患者負担は減少傾向にある。2016年度現在、国民医療費に占める患者負担の割合は11.5%、後期高齢者医療では7.9%にとどまっている。その半面で増加しているのは公費と保険料の負担割合だ。16年度の国民医療費の財源別構成割合をみると、公費は38.6%、保険料は49.1%となっている。低い自己負担で良質な医療が受けられるのは喜ばしいことだが、患者負担割合が低下しつづける中、負担と給付のバランスの見直しと、医療保険財政の現状に対する国民の意識変革を求める声が財務省だけでなく、医療界からも出ている。

 

国民医療費における患者負担割合は2016年度現在

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