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【人】新井正美さん「家族性腫瘍の診療・フォロー体制を全国に広げたい」

No.4746 (2015年04月11日発行) P.10

新井正美 (がん研有明病院遺伝子診療部長)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-02-21

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  • 新井正美さん(Arai Masami)

    がん研有明病院遺伝子診療部長

    1959年埼玉県生まれ。86年鹿児島大卒。96年東大院修了。東大第3外科、癌研究会附属病院消化器外科、同院家族性腫瘍センター勤務、同遺伝子診療センター部長などを経て、2012年より現職。昭和大藤が丘病院客員教授兼任。

    「家族性腫瘍の診療・フォロー体制を全国に広げたい」

    女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが、乳腺と卵巣・卵管の予防切除を受けたことで注目を集めた遺伝性乳がん・卵巣がん症候群(HBOC)。新井さんは、わが国のHBOCの特徴の解明と生命予後の改善を目指す厚労省の研究班の代表として、近々メンバーと共に、HBOCの全国登録事業と検査・治療・遺伝カウンセリング体制が整った医療施設の連携・認定制度をスタートさせる。

    「日本ではHBOCの人の割合やがん発症率、予防切除の効果のデータが乏しく、そのために遺伝子検査などが保険適用になる道がなかなか開けず、検査や遺伝カウンセリングを受けられない患者さんも少なくありません。登録制度によって日本人のデータに基づいたエビデンスを作り、患者さんの生命予後の改善につなげたい」と意気込む。

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