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心窩部痛と呼吸困難を主訴に受診した43歳男性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(188)]

No.4938 (2018年12月15日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

鋪野紀好 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

池上亜希子 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

塚本知子 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

野田和敬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2018-12-13

最終更新日: 2018-12-12

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3日前の起床時に悪心を伴う強い心窩部痛を自覚した。市販のH2ブロッカーを内服して対処していたところ,受診当日の朝から目の痒み,まぶたの腫れ,息苦しさが出現し,当院を受診した。

身体診察では,体温36.6℃,脈拍90回/分(整),血圧120/70mmHg,呼吸14回/分,SpO2 97%(room air)。両側頰部および上眼瞼の発赤・腫脹を認める(図1)。呼吸音は清だが強制呼気で喘鳴を聴取する。腹部平坦・軟。心窩部に圧痛あり。

一般血液・生化学検査での異常はなく,胸部X線も正常範囲。




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