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腹部膨満 [Dr.徳田の診断推論講座(16)]

No.4764 (2015年08月15日発行) P.40

徳田安春 (地域医療機能推進機構[JCHO]本部顧問)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-02-14

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  • 腹部膨満は慢性的なものでは肥満による脂肪蓄積があるが,急性に出現した場合,腸閉塞や腹水貯留のことがあり,重篤な疾患を考慮すべきである。今回の症例をみてみよう。

    腹部膨満の原因

    腹部膨満の原因は様々であるが,簡単な記憶法に6Fがある(表1)。
    腹部膨満は腹部の張った感じで気づくことが多いが,ベルトや衣服のサイズが合わなくなったことで気づくこともある。腹痛を伴うときはまず,消化管疾患〔腸閉塞(intestinal obstruction)など〕,腹腔内感染症(膿瘍など),非感染性炎症(膵炎など),を考える。大量腹水貯留のときは,臍ヘルニアや鼠径ヘルニアを合併していることがある。また,横隔膜を上方に圧迫することにより吸気を制限し,呼吸困難を感じることもある。

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