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保険者協議会、都道府県医師会は積極的参画を 日本医師会・今村副会長

No.4915 (2018年07月07日発行) P.20

登録日: 2018-07-02

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日本医師会の今村聡副会長は27日の会見で、保険者協議会開催要領が4月に改正されたことを受け、保険者協議会への都道府県医師会の積極的な参画を求めた。新たな開催要領では、構成員に都道府県医師会など医療関係者を加え、住民の健康増進や生活習慣病の重症化予防、後発医薬品の使用促進などに取り組む必要性が明記されている。

今村氏によると、昨年度までの保険者協議会への都道府県医師会の参加状況は、構成員としての参加が12医師会にとどまり、オブザーバーが31医師会で、4医師会では参加なしだった。構成員として参加しているところでも、関わり方には地域差があったという。

今村氏は、「日医としても、各都道府県医師会に、予防・健康づくりに対するさらなる協力を呼び掛けている」とした上で、「今後の保険者協議会の運営は、都道府県医師会と積極的に連携・協力しながら進めていただきたい」と強調した。

これについて松原謙二副会長は「糖尿病の重症化予防のための取り組みで、各医師会と保険者が協力して大変良い成績を上げている例がいくつかある」と発言。行政・保険者・医療機関が連携し、有効な施策を打つための取り組みを進める必要があると訴えた。

地域の実状に応じた取り組みの推進に向け、都道府県医師会の役割の重要性を強調する今村氏

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