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2カ月前から間欠性跛行を訴える90歳男性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(176)]

No.4912 (2018年06月16日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

近藤 健 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

野田和敬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

塚本知子 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2018-06-14

最終更新日: 2018-06-13

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2カ月前より歩行により両大腿や腓腹の倦怠感が出現し,長時間の歩行ができなくなった。症状は増悪傾向であり,受診時は100m歩くと,症状消失まで立ち止まって数分の休息を要するようになっている。2カ月で2kgの体重減少を認める。精査のため当科を紹介受診。既往歴は高血圧,内服薬はアムロジン®,ミカルディス®。生活歴に特記事項なし。

身体診察では,体温36.8℃,血圧156/78 mmHg,脈拍100回/分,呼吸数12回/分。ankle brachial index(ABI)は右1.24,左1.18(正常0.90〜1.4)

一般血液・生化学検査での異常値はWBC 9700/μL,CRP 10.4 mg/dLのみ。 腰椎X線を示す(図1)。



 研修医の診断:腰部脊柱管狭窄症

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