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実践!心電図フィルタ【後編】/ECG filtering in practice[Dr.ヒロの学び直し!心電図塾(第99回)]

登録日: 2026.05.15 最終更新日: 2026.05.25

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前回に引き続き,今回のテーマも心電図フィルタ(ECG filter)とします。『Dr.ヒロの学び直し! 心電図塾』では,これまでにノイズ(雑音)やフィルタについて何度か取り上げてきました。今回の内容も含め,以下のレクチャーを学び直してもらえれば,臨床現場で基本的に困ることはないと信じています。

前編では,交流とドリフト(基線動揺),2つのノイズへの対策までお話ししました。今回は,唯一残った“第3のノイズ”と,使用されるフィルタの話からはじめます。

▶筋電(図)フィルタの基本

3つ目に登場する心電図フィルタは,筋電(図)フィルタになります。もちろん,低減したいターゲットは筋電図〔electromyogram(EMG)〕です*1。ところで,“図”はつけてもつけなくても通じますので,カッコつきで示しておくことにします。

筋電(図)ノイズを除去してくれるフィルタには表記がいくつかあります。日本語では「筋電(図)フィルタ」ないし「筋電(図)除去フィルタ」や「EMGフィルタ」などでしょうか。以下,最初の表記を用いることにします。筋電(図)フィルタとしては,高周波除去フィルタを用いるのが一般的です。別名ハイカットフィルタですから,(特定の)カットオフ値以上の周波成分をバッサリ“切る”―そんなイメージでOKです(No.5289,第82回参照)。つまり,迎え入れる周波数の“天井”を規定する“濾し器”になります。

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