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人事・労務の悩み(人事評価編)[クリニック経営戦略「お悩み相談室」(第19回)]

登録日: 2025.11.17 最終更新日: 2025.11.17

小松大介 (株式会社メディヴァ・コンサルティング事業部長) 越路公雄 (株式会社メディヴァ・コンサルティング事業部)

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質問
開院以来,スタッフの離職が多くなかなか定着しない,成長スピードも遅いという,人事に関する問題を抱えています。社会保険労務士からは,「人事評価制度を導入したほうが良い」とアドバイスを受けました。実際に制度をつくったほうが良いのでしょうか。導入するならば,どのような制度が必要なのでしょうか。

回答
離職の原因や成長阻害要因を正しく把握し,対策することが重要で,評価制度があれば解決するということではありません。重要なのは制度の目的を明確にし,それをしっかり運用することです。制度を日常運用に落とし込むことで,人材に関する様々な問題を解決するきっかけにはなりますので,今回は人事評価制度のポイントと実例についてご説明します。

〈今回の数字〉
医療・福祉産業の離職率は13.8%

令和6年雇用動向調査での「医療,福祉」産業の離職率は13.8%です2)。この年の調査では全産業の平均離職率が14%超であるため,際立って高い数字ではありませんが,専門性・熟練度が一般サービス業よりも必要とされる業界ですので,採用・教育コストを考えると,やはり離職率は低く抑えておきたいところです。離職の原因をふまえ,適切な人事評価をすることで,スタッフを定着させましょう。

関連書籍「診療所経営の教科書【第3版】」

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