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AIで文章を作成すると検索順位が下がる?~循環器内科医のケース[〈失敗から学ぶ〉医療機関ネット戦略のケーススタディ(13)]

登録日: 2025.11.11 最終更新日: 2025.11.19

河村伸哉 (株式会社日本経営 Wevery! 創業者)

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ご相談内容
現在,開業から8年ほど経過し,ホームページの内容が古くなっているため,文章のリニューアルを行っています。ホームページ開設時は,文章はすべて自分で書いていましたが,現在は診療で多忙のため,生成AI(以下,AI)に作成してもらっているところです。しかし,友人から「AIが作成した文章ではGoogleの評価が下がる」と言われ,不安になりました。
実際どうなのか,他のクリニックのホームページをいくつか確認してみました。AIが作成したような文章のホームページもありましたが,Googleの評価が特に下がっているわけではなさそうでした。
一方で,ホームページ制作業者からは「確かにリスクがあるので,先生がお忙しいようでしたら,人力によるライティングサービスはいかがですか」という提案がありました。
できればコストをかけたくないので,AIを活用しつつ自力で文章のリニューアルを行いたいのですが,どのように原稿作成を進めるべきでしょうか?
河村よりご回答
「AIだから評価が下がる」は誤解。評価の基準は“役立つ情報”かどうかです。
今回はGoogleの評価,つまりSEOを意識したホームページのリニューアルを検討されているのだと思います。その観点でお答えすると,Googleは「AIが作成した文章だから評価を下げる」とは明言していませんので,AIを活用してリニューアルすること自体は問題はないと言えます。しかし,Googleが一貫して評価基準で強調しているのは,「読者にとって有益かどうか」ということです。つまり,AIが作成した文章であっても,患者にとって役に立つ内容であれば評価は下がりませんが,当たり障りのないどこにでもあるような内容の場合は評価が下がる可能性があると言えるでしょう。
そこで今回は,SEOの評価も上げる,AIを活用したホームページの文章作成術について述べていきます。また,患者がAIを使ってクリニック探しをしていることにも着目して,AI検索への対策についても言及します。

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