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■NEWS 松本日医会長が高市首相に期待「医療をしっかり支えていただける新首相と確信」

登録日: 2025.10.23 最終更新日: 2025.10.27

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日本医師会は10月22日に定例会見を開き、松本吉郎会長は女性初となる高市早苗首相について、「医療機関の窮状を理解された上で、スピード感を持って対応し、医療を支えていただける新首相であると確信している」と歓迎した。

松本会長は今回の高市氏の首相就任について「憲政史上きわめて大きな出来事であることは言うまでもなくガラスの天井の一つを打破するという偉業を達成した人物として歴史に名を残す」と称えた。その上で高市首相が10月21日の就任会見で医療機関の7割が赤字を抱え逼迫している現状に触れ、経済対策に最優先で取り組む姿勢を示したことを評価。「現状の認識、危機感とともに共有できていることがはっきりと分かり、大変心強い」と期待を込めた。また次期診療報酬改定を待たずに病院など医療機関経営の改善や処遇改善に向けて補助金を前倒しで措置する考えを示したことに対しても、「日本医師会がこれまで再三にわたりお願いしてきた要望と合致する」と述べた。

その上で、「極めて政治状況の厳しい中での連立政権に関する動きを見ても、迅速な判断力と非常に強い行動力を持った人物であることは間違いない。これは私どもが求めてきた姿であり、医療機関の窮状を理解した上でスピード感をもって対応し、医療をしっかりと支えていただける新首相であると確信している」と期待を示した。

一方、政権与党となった自民党と日本維新の会による10月20日の「連立政権合意書」を巡っては「非常に厳しい項目が並んでおり、特に患者さんに負担を強いる内容になっている」と懸念を表明。「適切なタイミングで、時機を逸することのないように意見を述べていく」と述べた。


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