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Google Mapで競合よりも目立つクリニックにしたい〜呼吸器内科医のケース[〈失敗から学ぶ〉医療機関ネット戦略のケーススタディ(11)]

登録日: 2025.09.10 最終更新日: 2025.09.22

河村伸哉 (株式会社日本経営 Wevery! 創業者)

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ご相談内容
呼吸器アレルギークリニックを開業して10年,以来,地域密着で診療を行ってきました。しかし,近隣にアレルギークリニックが開院し,競合環境が一変しました。最近,患者から「検索すると他クリニックが上位に表示される」と指摘されたことをきっかけに,Google Map上での表示順位が気になりはじめました。
実際に「地域名+呼吸器」で検索すると,当クリニックは3~4位に表示され,上位は競合に占められていました。表示順位の改善を狙い,MEO対策業者に依頼して3カ月が経過しましたが,期待した効果はでていません。以下の理由により,今回ご相談させて頂きました。
  • せめて3位以内に入りたい
  • 現在のMEO対策業者との契約を継続すべきか悩んでいる
  • クリニックでできる対策が知りたい
河村よりご回答
Google Map対策は「任せる」ものではなく,「育てる」ものです。
Google Map対策,すなわちMEO(map engine optimization)は,「費用をかければ順位が上がる」といった単純なものではありません。近年Googleは,「不自然な対策」などを評価しなくなっているため,期待通りの効果が得られない可能性があります。特に医療機関においては,「地域とのつながり」「情報の鮮度」「患者からの信頼」が評価の中心であるため,これらを地道に積み重ねていくことが重要になってきます。
今回ご相談のクリニックは,開業から10年という実績があるにもかかわらずGoogle Map上で競合に埋もれてしまっているのは,「もったいない状態」と言えます。MEOの仕組みを理解し,正しい施策を打つことができれば,改善の余地があるとも言えます。
近年は,患者が「クリニックの評判」と「通いやすさ」を同時に確認するためにGoogle Mapを活用するケースが増えているため,ホームページとは別の導線としての役割が強くなっています。Google Mapは,まさに『第2のホームページ』と言える存在なのです。

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