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喘息の強制呼出,頸部と胸部の比較[聴いて覚える肺聴診ギャラリー(17)]

登録日: 2024.03.12 最終更新日: 2025.09.22

長坂行雄 (洛和会音羽病院/洛和会京都呼吸器センター参与)

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症例 喘息重責発作で入院3日目,発作は改善したが まだ息苦しさは残る50歳女性

喘息患者が強制呼出をすると,急激な呼気フローの低下とともにウィーズが発生します1)。コントロールの悪い喘息患者ほど,簡単にウィーズを誘発できます。

ただし,全力で5秒以上も強制呼出をさせると正常人でもウィーズが発生することもあり,喘息患者では症状を悪化させることもあります。

無理をさせず,「ちょっと大きく息を吸って,そこから思い切り強く息を吐いて下さい。はい,もう少し頑張って~」くらいで,長くても5秒以内でウィーズが少しでも出たらやめます(図1)。喘息のルーチンの診察手技ではありませんが,本当に喘息が悪いのかな?という場合には,試みてもよいと思います。

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