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貧血と高グロブリン血症を認めた67歳女性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(289)]

登録日: 2023.03.30 最終更新日: 2025.09.22

生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科) 鈴木慎吾 (千葉中央メディカルセンター内科) 磯山邦彦 (千葉中央メディカルセンター循環器内科) 上原広嗣 (千葉中央メディカルセンター消化器内科) 山下志保 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

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心不全で循環器内科に入院中。貧血と高グロブリン血症に関して当科に相談があった。

既往歴はシェーグレン症候群,心房細動,三尖弁閉鎖不全症,僧帽弁閉鎖不全症。

体温36.6℃,血圧102/64mmHg,脈拍78回/分(不整),呼吸数14回/分。身体診察では以前から指摘されている心雑音以外に特記所見なし。

主な検査値は,Hb 9.9g/dL(MCV100fL),TP 7.6g/dL,ALB 2.9g/dL,IgG 10194mg/dL(基準値870~1700),IgA 22mg/dL(基準値110~410),IgM 4mg/dL(基準値35~220)。血清蛋白分画を示す(図1)。

研修医の診断:多発性骨髄腫

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