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労作時呼吸困難を主訴に受診した75歳女性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(193)]

登録日: 2019.02.28 最終更新日: 2025.09.22

生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科) 李 宇 (千葉大学医学部附属病院総合診療科) 廣田悠祐 (千葉大学医学部附属病院総合診療科) 比留川実沙 (千葉大学医学部附属病院総合診療科) 上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

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1カ月前に労作時呼吸困難が出現したために近医を受診したところ,胸部X線の異常を指摘された。心不全および肺炎に対し利尿薬や抗菌薬の治療を受けたが,さらに悪化したため,当科を紹介受診した。既往歴,嗜好に特記事項なし。

身体診察では,体温36.6℃,脈拍88回/分,血圧118/78mmHg,呼吸数18回/分,SpO2 92%。頸静脈怒張,心雑音,過剰心音はない。両側肺底部に吸気終末期の乾性ラ音を聴取する。手指の視診所見を示す(図1)。

一般血液・生化学検査での異常値は,LDH 438 U/L,ALP 368U/L,CRP 0.9mg/dL。胸部X線写真を示す(図2)。

 研修医の診断:心不全

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