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1

アレルギー疾患

専門医試験,認定医試験を目指す方々のためのケース・スタディ問題集

アレルギー疾患

臨床の現場で要求される知識を身に付けるための、ケース・スタディ問題集です。エキスパートにふさわしい症例を、主治医として誌上体験できます。
症例の経過を追いつつ、設問に答えながら診断・治療を進め、具体的な知識をマスターする構成になっています。
アレルギーの診断・治療法のマスターは症例1から16までを順序よく読破し,設問に挑戦することで可能です。

臨床の現場で要求される知識を身に付けるための、ケース・スタディ問題集です。エキスパートにふさわしい症例を、主治医として誌上体験できます。
症例の経過を追いつつ、設問に答えながら診断・治療を進め、具体的な知識をマスターする構成になっています。
アレルギーの診断・治療法のマスターは症例1から16までを順序よく読破し,設問に挑戦することで可能です。

前田裕二 (国立相模原病院医長)
判型B5判 ページ数222 刷色口絵カラー 版数第3版 発行日2004年01月15日 ISBN4-7849-5080-X 診療科
紙の書籍
税込5,500
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目次

1 スギ花粉症を合併したアレルゲン不明の気管支喘息 
2 小児再発,アトピー型喘息  
3  スギ,カモガヤ花粉症  
4 気管支喘息(ハムスターによる) 
5  気管支喘息の重積状態と調節呼吸 
6  PIE症候群  
7  アレルギー性気管支炎肺アスペルギールス症(ABPA) 
8 Churg-Strauss症候群(アレルギー性肉芽腫性血管炎)  
9 ハチアレルギー 
10 過敏性肺臓炎 
11 過敏性肺臓炎(加湿器肺)  
12 アスピリン喘息  
13 薬物(アスピリン)過敏症  
14 モモによるOAS(口腔アレルギー症候群,Oral Allergy Syndrome)  
15 運動誘発性アナフィラキシーショック  
16 咳(異型)喘息,喘息(Cough Variant Asthma)  

序文


2004年度から研修医制度が抜本的に変わり、問題はあるにしても、より充実した研修医制度となる一歩であることは素直に喜びたいと思います。しかし、研修期間に学ぶべきことも多くなりました。現在の研修期間では内科学ですら時間が足りないのに、他の必須科目を治めるには時間はあまりにも短いと感じているのは私だけではないでしょう。学ぶことが多すぎて結局どの分野も消化不良になることも懸念されます。また研修期間中に必ずしも適当な症例を受け持つことができないことは、今後も変わりはないでしょう。この点は時間の制約がある限り仕方がないことなのかもしれません。
このシリーズは“専門医を目指す”となっていますので、初期研修にはむずかしい問題もあると思います。しかし各分野のありふれた疾患(Common diseases)も出題され、最近の治療を含め基本的な考え方が勉強できると思います。このシリーズを通して指導医がどのような考えの下で診療を行っているのかがわかり、より効率的に研修を行う補助になるでしょう。内科学に割ける時間がさらに制約される新しい研修制度の中でも良いテキストとなると確信しています。
アレルギー疾患の第3版では、最新の診断基準、治療ガイドラインに基づくようすべての症例を見直し、新しい症例を3例追加しました。また体裁で大きく変えた点があります。第1の変更点は問診項目については大幅に削除したことです。第2版までは症例の勉強にあたり、アレルギー疾患であるという先入観なく問題を解決していただくように問診を重要視して出題させていただきました。しかし、他のシリーズではあらかじめ学ぶべき疾患がわかっているという前提での出題形式が多いようです。第3版を出すにあたりアレルギー疾患もこれにならいました。第2の点は疾患の解説に新しい文献を引用したことです。専門医を目指す方は引用文献も参考にして下さい。

日本医事新報社の編集者から何か必要とされている医学書はないかと相談をされたのは、すでに10年近く前のことになります。学ぶべき症例と問題点に沿った解決と解説のあるテキストがあればより効率的な研修が行えるのではという私自身の経験から、このようなシリーズを提案させていただきました。多くの方々のおかげでアレルギー疾患をはじめシリーズ全13巻が出版され、改訂を続けております。今後も可能な限りより新しいものを出すことができるように努力したいと思います。
最後に快くこのシリーズに協力していただいている多くの先生方に、この場をお借りして感謝したいと思います。当初、私達が考えた以上にこのシリーズが育っていることは、本当にうれしい限りです。

2003年12月
前田 裕二

正誤表

下記の箇所に誤りがございました。謹んでお詫びし訂正いたします。

〈誤〉→〈正〉

このたびは『専門医を目指すケース・メソッド・アプローチ 1 アレルギー疾患』をご愛読いただきまして誠にありがとうございます。本書(第3版2004年1月発行)に以下の誤りがございましたので、ここに訂正させていただきますとともに深くお詫び申し上げます。

該当個所
p.79 下から10行目 解答:1〜4 解答:1〜4は削除
(設問7は自由解答形式)


該当個所
p.92 上から10行目 ×誤り:4,8 ×誤り:4,7


該当個所
p.117 下から15行目 解答:2,6,8,9,11 解答:1,6,8,9,11


該当個所
p.117 下から8行目 ×誤り:1,3,4,5,7,10 ×誤り:2,3,4,5,7,10


該当個所
p.176 上から9行目 OASのある患者に比べ 花粉症のあるOAS患者に比べ


該当個所
p.181 下から8行目 口頭 喉頭


該当個所
p.188 上から12行目 7食餌性抗原のパッチテスト 7食餌性抗原の特異的IgE抗体(RAST)


該当個所
p.188 上から14行目 8食餌性抗原のリンパ球刺激試験 8食餌性抗原のパッチテスト


該当個所
p.188 上から16行目 9食餌性抗原の特異的IgE抗体(CAPスコア) 9食餌性抗原のリンパ球刺激試験