外来での行動医療学
患者さんのライフスタイル改善を目指して
誰でも実践できる「行動医療学」
目次
第1章 外来での患者教育のあり方
第2章 患者さんの行動変容のための諸原理
第3章 検診結果から
第4章 食事指導
第5章 運動療法
第6章 アルコール
第7章 タバコ
第8章 すぐできるストレスの料理法
第9章 慢性の痛みへのアプローチ
第10章 医師自身も変わりましょう
レビュー
書評(「月刊地域医学」より抜粋)
本書の前半は、外来での患者さんへの接し方が書かれています。生活習慣病の予防には、患者さんのライフスタイルの改善を目指したアプローチが必要になります。実際に外来でありがちな状況をモデルにして、どのようなアプローチが有効かを、丁寧に分かりやすく解説してあります。 後半は、いわゆる「心身症」の患者さんに対するアプローチが書かれています。身体に異常がないことを証明するために検査を重ねる医師。原因が精神的問題だと結論づけると、それで治療を放棄してしまう医師。しばしば陥りがちな状況が描かれ、ハッとさせられます。 最後にもっとハッとさせられたのが、最終章の「日本の医師のライフスタイルとその問題点」です。