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急性声門下喉頭炎(クループ)

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-07-25
守本倫子 (国立成育医療研究センター感覚器・形態外科部耳鼻咽喉科医長)
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  • ■疾患メモ

    急性声門下喉頭炎(クループ)は,生後6カ月~5歳児に多く,ピークは2歳前後である。声門下は気道の中で最も狭い部位であり,炎症によって粘膜が浮腫を起こすとさらに狭窄し,吸気性喘鳴や犬吠様咳嗽,嗄声などの症状をきたす。急性に生じ,呼吸困難で窒息する可能性もあるため注意が必要である。

    多くはウイルス性の炎症であり,特にパラインフルエンザウイルスやRSウイルス,インフルエンザウイルスなどが原因となっていることが多い。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    吸気性喘鳴:「ヒューヒュー」と狭い気道を通るような音が聞かれた後,肩呼吸や陥没呼吸を呈するようになる。

    犬吠様咳嗽:「ケンケン」という硬い咳をする。

    嗄声:声門下が腫脹するため,声が出にくくなる。

    【検査所見】

    血液検査を行う。

    血中酸素飽和度測定:陥没呼吸などを呈している場合,酸素投与や気道確保の必要性について検討する。

    頸部単純X線:正面像(),側面像を撮影する。

    18_54_急性声門下喉頭炎(クループ)

    CTなど鎮静を要するような検査は呼吸困難を増長する可能性があるため禁忌である。

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