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急性副鼻腔炎

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-03-28
黒野祐一 (鹿児島大学大学院医歯学総合研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科学教授)
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  • ■疾患メモ

    急性副鼻腔炎は一般的な上気道細菌感染症で,ウイルス感染に続発して発症することが多い。

    検出菌としては肺炎球菌とインフルエンザ菌が多く,成人では両菌種が全体の50%,5歳以下の小児では70%,2歳以下では100%を占める。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    膿性鼻漏・後鼻漏,鼻閉を主症状とし,顔面痛や前頭部痛,発熱もみられることがある。

    小児では不機嫌や湿性咳嗽も重要な症状である。

    38.5℃の発熱が持続し,眼痛や頭痛を訴え,顔面や眼瞼の腫脹,意識障害を認める場合は眼窩内あるいは頭蓋内合併症を疑う。

    【検査所見】

    顔面の触診:眼窩下孔(三叉神経第二枝)の圧痛があり,患側あるいは重症側に強い。

    鼻鏡検査:下鼻甲介の発赤・腫脹,中鼻道の膿性鼻汁を認める。

    内視鏡:上顎洞自然口からの膿性鼻汁の流出と後鼻孔に流れる後鼻漏がみられる。上顎洞,前篩骨洞,前頭洞の分泌物は中鼻道に,後篩骨洞と蝶形骨洞の分泌物は嗅裂,蝶篩陥凹にそれぞれ観察される。

    鼻汁塗抹検査:多数の好中球浸潤と細菌を認める。

    単純X線:Waters法およびCaldwell法による単純X線検査で副鼻腔陰影を認める。幼小児では副鼻腔の発達が未熟なため,判定は必ずしも容易ではない。

    眼窩内あるいは頭蓋内合併症の診断にはCTとMRIが有用で,特徴的な所見を認める。

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