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喀血

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-03-28
福嶋友一 (平塚市民病院救急科医長)
葉 季久雄 (平塚市民病院救急科・救急外科部長)
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  • ■治療の考え方

    鼻・咽喉頭出血,吐血との鑑別を行う。

    大量喀血の場合,ABC(気道,呼吸,循環)の確立を迅速に行った後,直ちに止血処置に移る。

    ■病歴聴取のポイント

    出血に関する病歴:出血の性状を確認する。泡沫状,鮮紅色であることが多い。また,出血量,咳嗽に伴う出血であることを確認する。

    現病に関する病歴:呼吸器疾患の既往のほか,抗血小板薬,抗凝固薬などの内服薬を確認する。また,鼻腔,咽喉頭疾患ならびに消化器疾患の否定も重要である。

    ■バイタルサイン・身体診察のポイント

    【バイタル】

    バイタルサイン,酸素飽和度のモニタリングは必須である。呼吸数,酸素飽和度,心拍数,血圧など,呼吸不全や循環不全を示唆する所見の評価を行う。

    呼吸不全,循環不全(ショック状態)の病態が存在していれば,直ちにERに患者を搬送する。ERにて根本治療開始までの間,モニタリング,initial managementを行う。

    【身体診察】

    喀痰の量と性状を確認する。

    患側の聴診にてラ音を聴取する。

    呼吸の性状を確認する。喀血による凝血塊により,窒息をきたすことがある。

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