検索

×
絞り込み:
124
カテゴリー
診療科
コーナー
解説文、目次
著者名
シリーズ

無料立ち読み フルカラーでやさしくわかる! テーピングの基本 2章:各論 ③手・手関節のテーピング 1 マレットフィンガー

無料立ち読み フルカラーでやさしくわかる! テーピングの基本 2章:各論 ③手・手関節のテーピング 1 マレットフィンガー

はじめに

マレットフィンガー(マレット指)は指の変形のひとつで,指のDIP(distal inter phalangeal)関節を伸展させる伸筋腱が断裂したり,同腱の付着部が剥離骨折することでDIP関節が屈曲して,完全伸展できない変形(マレット変形)を生じるものを言う(図1)。

症状

・DIP関節に疼痛や熱感
・特に伸筋腱の剥離骨折を伴う場合(骨性マレット;図2)は皮下出血や腫脹が顕著
・自動伸展不能(マレット変形)
・他動伸展可能

発生原因

いわゆる「突き指」の受傷原因となるものがほとんどで,下記の場合などにより生じる。
・ボールが指先に当たる
・外力によってDIP関節が強制屈曲させられる

テーピングの目的

伸筋腱断裂による手指の伸展不能に対し,強制的に伸展位を保ち固定することが主な目的となる。受傷後に応急処置として用いることもあるが,剥離を伴う場合や,スプリントによる固定が望ましい場合もあるため,必ず受診すべきである。

効用

DIP関節の固定・保護。

ターゲット

・DIP関節の伸展強制

マレットフィンガーに対するテーピング

 スタート姿勢  坐位もしくは立位

テーピングの方法 step by step

〈使用するテープ〉
•キネシオロジーテープ〔10~15mm幅(一般的な50mm幅,75mm幅などを細く切って使用)〕
─縦サポート用(8cm程度) 1~2本
─Xサポート用(10cm程度) 2~4本
─アンカー用(8cm程度) 2本


テーピングのコツpearlsと注意点pitfalls
•縦サポート,Xサポートを貼るときにDIP関節伸展位(0°)となるように誘導し固定する。
•強度が不足する場合は,縦サポートとXサポートを2セット繰り返すか,非伸縮テープを用いる。
•指尖部やアンカーテープは強く巻くと痛みや不快感につながるので注意する。
•手指はテーピングがはがれやすいため,必要に応じて伸縮性のあるテープでラッピングを行う。

吉田早織,大内 洋


本書のご購入はこちら