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臨床研究の教育の重要性を強調【日循シンポジウム】

No.4692 (2014年03月29日発行) P.135

登録日: 2014-03-29

最終更新日: 2017-07-27

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降圧剤バルサルタンの臨床研究で不正が行われた問題を受け、22日の日本循環器学会学術集会でシンポジウム「公正な臨床研究の進め方」が開かれた。登壇者からは研究の質を上げるための教育の重要性が指摘された。

景山茂氏(慈恵医大薬物治療学)は、治験と同等の規制を医師主導型臨床試験にも適用すべきとの意見があることに対し、医師主導型臨床試験の多くは承認された効能・効果、用法・用量で実施されるため低リスクであり、過度な規制には慎重であるべきと指摘。その上で、「アカデミアがすべきことは臨床研究のリテラシーを高めること」と強調。「教育をせずに規制強化を行うのは、上流でゴミや汚水の廃棄を規制せずに、取水口で効率の悪い濾過作業を行うことに似ている」と評した。

植田真一郎氏(琉球大臨床薬理学)も不正の監視には限界があるとして、「臨床研究で重要なことは研究の質を上げること」と述べ、研究未経験の医師向けに、臨床的疑問から仮説を立てて研究を行うためのワークショップを琉球大で開催していることを紹介した。

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