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日医「かかりつけ医機能研修制度」がスタ - ト - 2016年4月から

No.4775 (2015年10月31日発行) P.8

登録日: 2015-10-31

最終更新日: 2016-11-24

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日本医師会は21日、来年度から「日医かかりつけ医機能研修制度」を始めると発表した。
同日の会見で鈴木邦彦常任理事は、かかりつけ医の機能として、(1)患者中心の医療、(2)継続性を重視した医療、(3)チーム医療、多職種連携、(4)社会的な保健・医療・介護・福祉活動、(5)地域の特性に応じた医療、(6)在宅医療─の6つを列挙し、これらの機能を維持・向上するための研修を組んだと説明した。

●かかりつけ医機能の強化を目指す
具体的には、日医生涯教育を基本研修とし、さらに応用研修と実地研修の3段階の研修を実施。
応用研修は、医の倫理や予防医学、フレイル予防、栄養管理、在宅医療などの座学。講義1時間が1単位で、10単位が必要。実地研修は、「学校医・園医、警察業務への協力医」「健康スポーツ医」「感染症定点観測」「健康相談、保健指導、検診・定期予防接種」など16項目を掲げた。1項目5単位で、10単位が必要。医師会非会員でも受講が可能で、研修修了者には認定証を交付する。
鈴木常任理事は制度創設の目的について、今後の少子高齢化を見据え「かかりつけ医のあるべき姿、機能を強化するため」と説明し、「できるだけ多くの先生に参加していただきたい」と呼びかけた。

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