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政府調査会の病床削減目標、「納得できない」 ［日医］
2025年の医療機能別必要病床数の推計を盛り込んだ政府専門調査会の報告書について、日本医師会の横倉義武会長は17日の会見で、「現場と住民の不安を煽っており、医療関係者として納得できない」として遺憾の意を表明した。
中川俊男副会長も、推計の2025年の必要病床数が、医療機能と患者像が一致しているという仮定に基づくものであると指摘した上で、「将来の単純推計と、医療機関が現在認識している医療機能を並べており、2つの数値を比較することで誤った理解が広がる」と批判。また、報告書が平均在院日数の短縮を求めていることに関しては、既に短縮は限界に達しているとした上で、「これ以上の短縮は患者の追い出しにつながる。退院サマリの作成など書類仕事が増え、勤務医が疲弊する」と懸念を示した。
同推計については、厚生労働省が18日付で、自治体に対し「我が県は○○床削減しなければならない」などと誤解しないよう求める通知を発出している。