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4月開催の第29回日本医学会総会2015関西をアピール

No.4740 (2015年02月28日発行) P.7

登録日: 2015-02-28

最終更新日: 2016-11-18

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関西2府4県で開かれる第29回日本医学会総会2015関西の開催を約2カ月後に控え、組織委員会が18日に記者会見を行い、見どころをアピールした。
総会のテーマは「医学と医療の革新をめざして―健康社会を共に生きるきずなの構築」。医療者と国民が協力して幸福な少子超高齢社会の実現を目指すことを基本理念に位置づけた。
4月11~13日に京都市で開催される学術講演会では、「医学」「医療」「きずな」の3つのキーワードに沿った100以上のセッションを企画。主なテーマは再生医療や先制医療、ロボットや最新ITを使った未来型医療、心の問題・心の発達、死生学、医療・介護制度、環境変化と健康、震災など。初日には講演トップバッターとして山中伸弥氏(京大iPS細胞研究所所長)が登壇する。
また、3月28日~4月5日の春休み期間中には、神戸市で一般向けの公開展示「未来医XPO’15」を開催。iPS細胞の現物の展示や手術支援ロボット「ダビンチ」の実演など、最新の医学・医療や科学を体験できる構成だという。入場は無料。
このほか、「医学史展」(2月11日~4月12日)「医師たちのブラックジャック展」(2月28日~5月10日、いずれも京都市)など、関連イベントも期間中に開催される。
会頭の井村裕夫氏(京大名誉教授)は「良いプログラムができたと自負している。現在の医学・医療は専門分化が激しく進んでいるが、総会では専門の枠を超えて幅広く学んでほしい」と多くの医療者の参加に期待を示した。

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