株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

「腹部の触診・打診・聴診」について著者の須田竜一郎先生にお聞きしました

No.5207 (2024年02月10日発行) P.65

登録日: 2023-10-10

最終更新日: 2023-10-10

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今週のおすすめWebコンテンツ

腹部の触診・打診・聴診

●執筆
須田竜一郎(君津中央病院医務局消化器外科部長)

●商品説明
判型:A4判
頁数:43頁、図16点、表1点、動画9点
価格:1,980円(税込)

─本コンテンツの特徴・魅力を教えてください。


このコンテンツは、腹部診察に関する実践的なガイドブックであり、読者が「見る」「聞く」「触れる」という基本的診察手法を通して、患者に何が起こっているかを推論するための手助けとなるように構成されています。実際の臨床現場では、網羅的に身体所見をとる時間的余裕がないことも多く、意義の高い身体所見を、効率よく採取する必要があります。本コンテンツでは、重要な所見を早期に発見するための方法に焦点を当てていることも特徴です。

また、身体所見が陽性となる理論的根拠やその解釈方法についても詳しく紹介しました。コンテンツの中には豊富なイラスト、ステップバイステップのガイダンス、実際の診察手法に関する動画などの視覚的なコンテンツが満載されており、これらは、身体所見の意義や病態を理解する手助けとなることと思います。

─実際の活用方法を教えてください。

本コンテンツを利用することによって、身体所見を単に知っているというだけではなく、より早期かつ正確に評価することが可能となります。身体所見の意義を深く知ることによって、所見を取り終えた後に、所見が「ある・ない」だけで終わるのではなく、隠れている病態を推察することができます。さらに、その病態を証明するには、次にどのような身体所見をとるべきかが理解できるようになります。早期に異常な病態を発見することで、治療の選択肢が広がり、予後も改善する好循環となれば、大変嬉しく思います。

動画リスト
診察の姿勢/percussion tenderness/腸腰筋試験①(仰臥位)/腸腰筋試験②(側臥位)/閉鎖筋試験/カーネット徴候/腹痛患者に対する触診の流れ/肝臓の打診/波動(fluid wave)

関連記事・論文

もっと見る

関連書籍

関連求人情報

公益社団法人 地域医療振興協会 市立大村市民病院

勤務形態: 常勤
募集科目: 総合内科・消化器内科・呼吸器内科・神経内科・整形外科 等 若干名
勤務地: 長崎県大村市

急性期から回復期、維持期までの疾患の治療・管理はもとより、予防医学としての健診事業にも力を注いでいます。
ハイケアユニットから地域包括ケア・回復期リハ病棟まで有しており、地域の皆様に対して急性期から回復期まで切れ目のない医療、充実したリハビリサービスを提供できる体制が整っております。
基幹型臨床研修指定病院として医師の教育にも寄与しています。当協会のコンセプトの1つである離島医療の支援も積極的に行っています。

救急医療体制については、1次から3次まで幅広く患者さんを受け入れています。
特に3次救急患者さんに関しましては、症状に応じて長崎医療センター及び救急隊と連携をとりながら、必要に応じた救急対応を行っています。また、2次までの救急患者さんに関しては、専門医と総合医が協力し対応しています。
救急医療についても二次救急を担っています。緊急の大血管手術やバイパス手術も行っており、長崎県内外から高い評価を受けています。
なお、日当直体制では、内科・外科系及び循環器系で 救急体制を整えています。
現在、内科・外科系の日当直体制は、内科医師が火曜日・木曜日・土曜日 の当直帯及び土曜日・日曜日の日直帯、外科系医師が月曜日・水曜日・金曜日・日曜日の当直帯に救急対応を行っています。
また、大村市夜間初期診療事業(内科系・小児科)に参画しています。
平成29年度より新病院にて診療を開始しております。
●大村市の人口は約99,500人(令和7年3月末日現在)で、県内13市で唯一人口が増加しています

もっと見る

関連物件情報

もっと見る

page top