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新薬の薬価算定で定量的評価の導入を了承 [中医協]

No.4700 (2014年05月24日発行) P.10

登録日: 2014-05-24

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中医協総会は14日、類似薬効方式の画期性加算と有用性加算、原価計算方式における営業利益率について、定量的に評価する新ルールの導入を決定した。これまでは客観的評価を行う指標はなく、薬価算定組織の委員が議論して決定していた。
新ルールは厚生労働科学特別研究班の研究結果を踏まえたもの。過去の薬価算定事例を分析し、画期性加算等をポイント化した上で設定する。
ただし、原価計算方式の場合は、分析対象の新薬が少ないことから中川俊男委員(日医)が「後づけで説明できるような評価方法を作り、それを今後の薬価算定において用いるやり方には納得できない」と問題視、「熟練のプロである委員の判断と、新方式による評価の両方を実施し、両者を比較できる形で当面やってもらいたい」と要求。厚労省担当官は中川委員の提案を了承した。


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