厚生労働省は7月4日付で、福島靖正医務技監の後任に内閣官房新型コロナウイルス等感染症対策推進室長の迫井正深氏を充てる人事を発令した。

このほかの幹部人事では、健康局長に大坪寛子氏、老健局長に間隆一郎氏が就任した。大島一博事務次官、榎本健太郎医政局長、伊原和人保険局長らは留任。

技官のトップとなる医務技監に就任した迫井氏は1989年東大医学部卒。虎の門病院などで研修をした後、92年厚生省入省。老健局老健課長、保険局医療課長、医政局長などを経て2021年から内閣官房新型コロナウイルス等感染症対策推進室長を務めていた。

健康局長の大坪氏は1992年東京慈恵医大卒。2008年に厚生省に入省、内閣官房内閣審議官などを経て22年から厚生労働省大臣官房審議官（医政、精神保健医療担当）を務めていた。老健局長の間氏は1990年東大法学部卒。同年厚生省に入省、年金局年金課長、健康局総務課長などを経て2022年から大臣官房総括審議官を務めていた。

医療、介護関係の主な人事は以下の通り。

■厚労省幹部人事（敬称略。〈 〉内は前職）

（2023年7月3日付）

▽勤務延長の期限繰り上げによる退職：福島靖正〈医務技監〉

（2023年7月4日付）

▽医務技監：迫井正深〈内閣官房内閣審議官（内閣官房副長官補付）命：内閣官房新型コロナウイルス等感染症対策推進室長〉

▽健康局長：大坪寛子〈大臣官房審議官（医政、精神保健医療担当）〉

▽老健局長：間隆一郎〈大臣官房総括審議官〉

▽大臣官房審議官（医政、精神保健医療担当）老健局併任、保険局併任：宮本直樹〈大臣官房年金管理審議官〉

▽東北厚生局長：鯨井佳則〈株式会社日本政策金融公庫国民生活事業本部生活衛生融資部長〉

▽中国四国厚生局長：井原辰雄〈東北厚生局長〉

▽大臣官房参事官（健康、医政、総括調整、行政改革担当）：梶野友樹〈内閣官房内閣参事官（内閣官房副長官補付）命：内閣官房新型コロナウイルス等感染症対策推進室参事官〉

▽大臣官房参事官（救急・周産期・災害医療等、医療提供体制改革担当）：高宮裕介〈医薬・生活衛生局生活衛生課長〉

▽医政局医事課長、死因究明等推進本部事務局参事官併任：林修一郎〈社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課長〉

▽医政局地域医療計画課長：佐々木孝治〈健康局健康課長〉

▽医政局研究開発政策課長：中田勝己〈保険局医療課医療技術評価推進室長〉

▽健康局健康課長：山本英紀〈医政局医事課長、医政局医事課死因究明等企画調査室長併任、死因究明等推進本部事務局参事官併任、死因究明等推進本部事務局企画官併任〉

▽健康局結核感染症課長：荒木裕人〈医政局研究開発政策課長〉

▽労働基準局安全衛生部労働衛生課長：松岡輝昌〈内閣官房内閣参事官（内閣官房副長官補付）命：内閣官房新型コロナウイルス等感染症対策推進室参事官〉

▽老健局総務課長：山口高志〈年金局国際年金課長〉

▽老健局認知症施策・地域介護推進課長：和田幸典〈老健局認知症施策・地域介護推進課認知症総合戦略企画官、老健局認知症施策・地域介護推進課地域づくり推進室長併任〉

▽保険局総務課長：池上直樹〈社会・援護局保護課長〉

▽保険局保険課長：山下護〈内閣官房内閣参事官（内閣官房副長官補付）命：内閣官房ギャンブル等依存症対策推進本部事務局参事官、命：内閣官房新型コロナウイルス等感染症対策推進室参事官、命：内閣官房新型コロナウイルス等感染症対策推進室新型インフルエンザ等対策室参事官〉

▽保険局国民健康保険課長：笹子宗一郎〈老健局認知症施策・地域介護推進課長〉

▽保険局高齢者医療課長：安中健〈大臣官房付、内閣官房併任、命：松野国務大臣秘書官事務取扱〉

▽出向（内閣官房内閣審議官（内閣官房副長官補付）命：内閣官房新型コロナウイルス等感染症対策推進室長）：中村博治〈政策統括官（総合政策担当）〉

▽出向（内閣官房内閣審議官（内閣官房副長官補付）命：内閣官房新型コロナウイルス等感染症対策推進室審議官）命：内閣官房新型コロナウイルス等感染症対策推進室新型インフルエンザ等対策室室員：鷲見学〈医政局地域医療計画課長〉

▽出向（内閣府大臣官房審議官（経済財政運営及び経済社会システム担当））：江浪武志〈健康局結核感染症課長〉

▽辞職：佐原康之〈健康局長〉

▽辞職：大西証史〈老健局長〉

▽辞職（社会保険診療報酬支払基金経営企画部付就任予定）：北波孝〈大臣官房付、医政局併任、健康局併任、保険局併任、年金局併任、政策統括官付政策統括室併任、命：統括調整官〉

▽辞職：小森雅一〈大臣官房付（中国四国厚生局長）〉