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【人】堂園凉子さん「“交差点”をコンセプトに、女性を軸にした医療を実践」

No.4738 (2015年02月14日発行) P.16

堂園凉子 (インターナショナル・メディカル・クロッシング・オフィス院長)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-03-09

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  • 堂園凉子さん(Dozono Ryoko)

    インターナショナル・メディカル・クロッシング・オフィス院長

    1947年東京生まれ、鹿児島育ち。71年慶大卒、同大産婦人科学教室入局、77年米国南カリフォルニア大研究員、84年より現職。E・キューブラー=ロスセンター日本支部代表、被災地支援団体RKH Forever責任者も務める。

    「“交差点”をコンセプトに、女性を軸にした医療を実践」

    東京・南麻布の瀟洒なビルの1階にクリニックはある。診療コンセプトは4つの“クロス”。様々な診療科のドクター、国と国、西洋医学と東洋医学、そして、患者との心の通い合い─。堂園さんが、そんな“医療の交差点”を目指して開業したのは30年前。夫や子ども、両親らに付き添う女性たちを見て、「医療の世帯主は女性。女性を座標軸にした医療をしよう」と考えた。「美容やブランド物に使うお金を自分の健康のために使ってほしい」との想いから、当時まだ珍しかった自由診療に。銀行に融資を断られるなど苦労はあったが、コンセプトは曲げなかった。

    「3分診療ではわからない。じっくりお話しするうちに、お困りのこと、本当に求めていることがわかるんです」。一人一人に誠実に向き合う姿勢が信頼を得て、患者は口コミで増えていった。中には配偶者や子ども、ペットと来院したり、親子三代で受診する患者も。土日もFAXや電話の留守録を確認し迅速にコールバックするなど、一度診た患者には診療時間外も可能な限り対応している。

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