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〈シリーズ〉よき医師を養成するには?(野口善令 名古屋第二赤十字病院副院長)【この人に聞きたい】

No.4990 (2019年12月14日発行) P.8

野口善令 (名古屋第二赤十字病院副院長)

登録日: 2019-12-12

最終更新日: 2019-12-11

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医学的な知識に凝り固まらず
患者さんの価値観や社会的背景まで
考慮して診断・治療ができる医師を育成したい



のぐち よしのり:1982年名古屋市大卒。Tufts-New England Medical Centerで臨床決断分析、ハーバード公衆衛生大学院で臨床疫学・EBMを学ぶ。97年に帰国し藤田保健衛生大学一般内科助教授などを経て2006年より名古屋第二赤十字病院総合内科部長、14年より副院長兼務。著書に『診断推論 奥義伝授』など。

初期臨床研修制度の必修化から今年度で15年経ち、来年度、2度目の同制度の見直しが行われる。「診断推論」の第一人者として知られる名古屋第二赤十字病院副院長の野口善令氏に、よき医師を養成する極意を聞いた。

診断のプロセスと手法を トレーニング

─名古屋第二赤十字病院の初期研修の特徴を教えてください。

救急外来の症例が豊富で、研修医が主体的に診断するトレーニングができるのが特徴です。研修医がファーストタッチで、診断のついていない患者さんを診察し、見逃してはいけない疾患を重点的に除外し、当日帰宅させるか入院させるのか判断もします。

─初期研修医が1人で診断までするのは難しくはないのですか。

もちろん1人で放り出すわけではなく、上級医や指導医が屋根瓦体制でバックアップしますし、研修医向けのカンファレンスでフィードバックもします。
来年度から外来診療研修が必修化されます。緊急度の高くない一般外来での診断推論のトレーニングとして、初診患者の病歴と身体所見をとって鑑別診断を考え検査計画を考えるような研修を少し時間をかけて行う予定です。

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