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繰り返す両側鼠径部の有痛性腫脹を訴える18歳女性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(199)]

No.4962 (2019年06月01日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

近藤 健 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

塚本知子 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

野田和敬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2019-05-30

最終更新日: 2019-05-29

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2カ月前に両側鼠径部の疼痛を伴う複数のしこりに気づいたが,2週間で自然消退した。1カ月前にも同様のしこりが再度出現したため,近医より当科へ紹介受診となった。既往歴に特記事項なし。猫を飼育している。3カ月前に新しいパートナーができたという。帯下に変化はない。

身体診察では,体温36.8℃,血圧102/66mmHg,脈拍72回/分。両側鼠径部に圧痛を伴う弾性軟の小腫瘤を12個認める(図1)。発赤は認めない。下肢に外傷(痕)を認めない。

一般血液・生化学検査の異常値は,WBC 10100/μL,CRP 0.7mg/dLのみ。




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