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■NEW がん10年生存率56.3%に上昇、5年生存率は67.9%―全がん協施設診断例

No.4956 (2019年04月20日発行) P.66

登録日: 2019-04-10

最終更新日: 2019-04-10

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国立がん研究センターの研究班は9日、全国がんセンター協議会(全がん協)の加盟施設で診断されたがん症例(5~94歳)に基づく最新の生存率調査の結果を公開した。10年生存率は56.3%、5年生存率は67.9%だった。いずれも、がん以外の死因の影響を除外した相対生存率。

今回公表された10年生存率は、02~05年に診断・治療を行った20施設7万285症例のデータから算出。前回集計(01~04年診断症例)より0.8ポイント上昇した。最も高かった部位は前立腺(95.7%)で、甲状腺(84.3%)、乳房(83.9%)などが80%を超えていた。胆嚢胆道(16.2%)、肝(14.6%)などは10%台で、膵は5.4%だった。前立腺は病期Ⅰ・Ⅱでは100%、手術症例でも100%だった。

5年生存率については、08~10年に診断・治療を行った32施設14万675症例を集計した。部位別では前立腺(100%)が最も高く、次いで乳房(93.9%)、甲状腺(92.8%)、子宮体(85.7%)などと続き、胆嚢胆道(28.0%)、膵(9.2%)などは30%を下回った。

10年生存率、5年生存率ともに、1990年代後半から伸び続けており、化学療法や放射線療法、早期発見技術の進歩が貢献しているとみられる。データの詳細は、全がん協のウェブサイト(http://www/zengankyo.ncc.go.jp/etc/)で閲覧できる。

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