厚生労働省がこのほど公表した2017年度の「衛生行政報告例」によると、精神疾患(てんかん、発達障害等を含む)により長期にわたって生活に制約を受ける者を対象に交付される精神障害者保健福祉手帳の交付台帳登載数(所持者数)は17年度末時点で約99万人に上っており、18年度中に100万人を超えるとみられる。人口10万人当たりでは782.8人が手帳を持っている計算になる。障害等級別の内訳は、1級が12万651人、2級が59万557人、3級が28万608人。所持者数は、特に2級と3級を中心に大きく伸びている。17年度は、2級が前年から約4万人、3級が約3万5000人、それぞれ増加した。