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無料立ち読み フルカラーでやさしくわかる! テーピングの基本 2章:各論 ④腰椎のテーピング 1 筋筋膜性腰痛症

無料立ち読み フルカラーでやさしくわかる! テーピングの基本 2章:各論 ④腰椎のテーピング 1 筋筋膜性腰痛症

はじめに

筋筋膜性腰痛とは,腰部の筋や筋膜が運動後に遅発性筋痛症を生じたり,筋腱付着部が炎症を生じたり,筋が肉離れのような状態になって疼痛を生じるものを言う。筋層間での癒着も疼痛の原因のひとつとされる。

症状

筋筋膜性腰痛の特徴としては,以下のようなものが挙げられる。
・筋収縮(自動運動)に伴う疼痛
・安静時に痛みを認めない
・伸長(他動運動)に伴う疼痛
・病変となっている筋の圧痛
・熱感を認めることもある

発生原因

・胸椎や股関節の柔軟性不足から来る,腰椎の椎間関節運動にのみ頼った前傾姿勢
・ジャンプ動作からの着地の際に股関節,膝関節,足関節といった下肢で衝撃吸収できない(下肢の筋柔軟性不足)
・ローカル筋(単関節筋)が作用する前にグローバル筋(多関節筋)が収縮してしまう(筋収縮のタイミング不良,コーディネーション不良)
・長時間の不良坐位姿勢(骨盤後傾,腰椎後弯)
・このような身体的原因以外にも,心理的なストレスに伴う長時間の緊張から来る筋筋膜性腰痛もある

テーピングの目的

腰痛の原因となりうる腰部の筋や筋腱付着部のサポートを目的とする。

効用

①脊柱起立筋のサポート
②皮膚刺激や,皮下の滑走性向上による疼痛軽減
③腰部の圧迫・固定

ターゲット

・脊柱起立筋群

筋筋膜性腰痛症に対するテーピング

 スタート姿勢  立位

テーピングの方法 step by step

〈使用するテープ〉
•キネシオロジーテープ 50mm幅または75mm幅

テーピングのコツpearlsと注意点pitfalls
•Xサポートはコルセットをつくるイメージで圧迫・固定を行う。必要に応じて,より強度の高いテープを用いたり,より広範囲で固定してもよい。
•腰部は汗でテープがはがれやすいため,皮膚が乾燥している状態で巻く,粘着スプレーを用いる,最後にバンテージやサポーター(コルセットなどで)カバーするなどの方法をとる。
•キネシオロジーテープはテープ同士の粘着性が低いため,Xサポートを行う際は事前のアンカーは巻かず,最後にはがれ防止のために貼る。

吉田早織,大内 洋


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