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New専門医を目指すケース・メソッド・アプローチ 11 感染症

感染症の最新情報はこれ1冊で完璧!

定価:8,140円
(本体7,400円+税)

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編著: 山口恵三(東邦大学医学部教授)
編著: 舘田一博(東邦大学医学部准教授)
判型: B5判
頁数: 612頁
装丁: 口絵カラー
発行日: 2009年08月25日
ISBN: 978-4-7849-5537-4
版数: 第1版
付録: -

感染症専門医としての必須知識から、48症例をめぐる最新の感染症診断法、治療薬選択、ガイドラインでの取り扱い、エンピリックセラピーなど、感染症患者への対応を網羅。PK-PD、耐性菌についても別項で掲げました。

目次

・ 感染症専門医としての必須知識
1 感染症に対する基本的考え方
2 感染症診断へのアプローチ
3 抗菌薬療法の基本と原則
4 感染症に関する法的知識(類型と届出等)

・ 症 例
CASE 01 インフルエンザウイルスと肺炎球菌との混合感染
CASE 02 レジオネラ肺炎
CASE 03 マイコプラズマ肺炎
CASE 04 肺炎クラミジア肺炎
CASE 05 院内肺炎
CASE 06 人工呼吸器関連肺炎(VAP)
CASE 07 肺ノカルジア症・ノカルジア脳膿瘍・大腿部皮下膿瘍
CASE 08 放線菌症(アクチノマイセス症)
CASE 09 侵襲性肺アスペルギルス症(IPA)
CASE 10 ニューモシスチス肺炎
CASE 11 粟粒結核
CASE 12 非結核性抗酸菌症,Mycobacterium avium complex(MAC)症
CASE 13 気腫性腎盂腎炎
CASE 14 急性前立腺炎
CASE 15 クラミジア性(非淋菌性)尿道炎
CASE 16 Fitz-Hugh-Curtis症候群
CASE 17 サルモネラ腸炎
CASE 18 乳児ボツリヌス症
CASE 19 腸管出血性大腸菌感染症
CASE 20 エルシニア腸炎
CASE 21 Clostridium difficile関連下痢症(CDAD)
CASE 22 感染性心内膜炎(IE)
CASE 23 カンジダ敗血症
CASE 24 骨髄炎(椎骨周囲膿瘍,腸腰筋膿瘍)
CASE 25 Vibrio vulnificus感染症
CASE 26 劇症型A群連鎖球菌感染症(GAS感染症)
CASE 27 結核性髄膜炎
CASE 28 クリプトコックス脳髄膜炎・肺クリプトコックス症
CASE 29 単純ヘルペスウイルス脳炎
CASE 30 急性HIV感染症
CASE 31 糞線虫症
CASE 32 真菌性腹腔内感染症
CASE 33 下部食道噴門部癌術後の縫合不全による縦隔洞炎
CASE 34 フルニエ壊疽
CASE 35 Lemierre’s症候群
CASE 36 百日咳
CASE 37 B群連鎖球菌(GBS)による髄膜炎
CASE 38 麻疹
CASE 39 反復性中耳炎
CASE 40 急性上顎洞炎
CASE 41 インフルエンザ脳症
CASE 42 ロタウイルス胃腸炎
CASE 43 熱帯熱マラリア
CASE 44 デング熱
CASE 45 腸チフス
CASE 46 赤痢アメーバ肝膿瘍
CASE 47 コクシジオイデス症
CASE 48 ヒストプラスマ症
[解 説] 輸入感染症
・ PK-PD
PK-PDを基本とする抗菌薬適正使用
・ 耐性菌
臨床で問題となる代表的な耐性菌

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序文

高度免疫不全宿主における感染症、耐性菌の増加、新興・再興感染症など、感染症を取り巻く問題はますます複雑な状況となっています。 欧米に比べて本邦における感染症教育の遅れが指摘される中で、平成7年4月に日本感染症学会を中心に感染症専門医制度が立ち上がりました。 今日、認定医資格をめざす医師が増加する中で、感染症専門医に関してもその資格取得を希望する若い医師が増加している状況は望ましい姿ではないかと思われます。
そのような背景の中で、本書は感染症専門医に必要とされる知識・経験を症例ごとに提示し、最大限の臨床学習効果を達成することを目的に企画されました。 症例としては、実際の臨床現場でみられる典型的な症例から診断・治療にしばしば苦慮するものなどを選択し、個々の症例の中で感染症専門医に要求される知識と経験が濃縮され、しかも時々刻々と変化する患者病態に応じた判断を設問として提示することを心掛けて参りました。このような企画コンセプトの中で、「専門医を目指すケース・メソッド・アプローチ 感染症」は多くの読者からご愛読頂きました。
今般、新しい感染症診断法および新規治療薬の開発、さらには多数のガイドラインの発表などを受け、「New専門医を目指すケース・メソッド・アプローチ 感染症」第1版として新しく発刊する運びとなりました。 新たに6名の先生方に編集協力者としてご参加いただき、すべての症例を一新し、最新の診断・治療に関するup-dateな情報を盛り込むよう企画致しました。 また、症例の提示に際しては初診時の鑑別診断から、適切な検査法の選択、エンピリックセラピー、そして院内感染対策上の注意点など、臨床現場での対応の実際を意識した構成になっています。 典型的な症例、稀な症例を含め、提示される症例はいずれも感染症学を修得する上で重要なものばかりであり、本書を通読することにより感染症学の基本から応用・実際まで、幅広く効果的な学習ができるように工夫されています。
本書が、感染症専門医をめざす先生方のみならず、日々臨床に携わる多くの先生方にとって感染症学習の一助となることを祈念しております。 最後に、本書の企画趣旨をご理解いただき、大変お忙しい中ご執筆賜りました先生方に厚くお礼を申し上げます。

2009年7月
編者 山口惠三、舘田一博

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レビュー

【書評】感染症専門家の頭の中が分かる1冊

河野 茂(長崎大学病院長)
感染症と人類の駆け引きは、今も続いている。我々が切り札と考えた抗微生物薬などの治療薬は、確かに戦いを有利なものにはしたが、終結させることはできなかった。感染症は、いつの時代にも手を替え品を替えて、我々を新たな戦いへと引きずり込むのである。
感染症は、いつの日も時代を反映してきた。医療が発展するにつれて免疫低下宿主が増加し、交通手段が発達するほど世界は狭くなり、まれだと思われた病原微生物が市中に出回るようになった。克服できると思われた微生物が、薬剤耐性や新型へ遺伝子を変化しながら新しい人類の敵に回っている。我々は、常に新しい武器を生み出す必要に迫られている。
微生物が、次々と戦略を変化させている。我々が、同様に変化しながら対応することは容易ではない。微生物が、その扉を鋼鉄へと変えるたびに、叩き割るためのさらに硬い剣を作り続けることは困難である。
それでは、我々は戦いに敗れ、指を咥えて見ているだけなのだろうか。
そうではない。扉が割れなければ、開けばよい。これが感染症の専門医としての考え方である。扉を開けるには、小さな鍵を作ってもよし、押しても引いてもよい。扉の正しい構造さえ把握できればよいのである。
本書には、我が国の感染症専門家の多くが寄稿しており、専門医を目指す臨床家に幅と奥行きの両方をもたらしてくれる。このような専門家の考え方が、1冊の中に集約された本は珍しい。本書は、専門家への道筋を示してくれるとともに、自分自身の目指す方向性まで見つけることができるであろう。
感染症は、現在でも最も目にする疾患であり、医療を行うすべての場面で避けて通ることはできない。専門医を目指さなくとも、医療を継続していく者は、一度本書を手に取って、感染症専門医の頭の中を覗いてみてはいかがだろうか。

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読者ブログより

 
新しい執筆者が加わり、症例がすべて差し替えられ、内容がかなりよくなっています。初版で、ミスプリがありますが許容範囲です。学会の大御所の先生方とイダテンで活躍されているような臨床ばりばりの先生方が方を並べて執筆されており、感染症業界のよい変化、いわゆる風、を感じます。

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正誤情報

下記の箇所に誤りがございました。謹んでお詫びし訂正いたします。

このたびは『New専門医を目指すケース・メソッド・アプローチ 11 感染症』をご愛読いただきまして誠にありがとうございます。本書(第1版第1刷2009年8月発行)に以下の誤りがございましたので、ここに訂正させていただきますとともに深くお詫び申し上げます。

該当個所
p.281 Q3の正解 2 4


該当個所
p.314 〈初診時〉
神経学的所見
対抗反射 対光反射


該当個所
p.318 Q3の正解 3 1〜4のどれにも該当しない


該当個所
p.423 下から6行目 好酸菌遺伝子検査 抗酸菌遺伝子検査


該当個所
p.424 上から1行目 好酸菌培養検査 抗酸菌培養検査


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