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New専門医を目指すケース・メソッド・アプローチ 9 肝・胆・膵疾患

専門医・認定医試験を目指す方々のためのケース・スタディ問題集

定価:6,050円
(本体5,500円+税)

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編: 朝井 均(大阪教育大学名誉教授)
編: 塩見 進(大阪市立大学大学院医学研究科核医学教授)
編: 河田則文(大阪市立大学大学院医学研究科肝胆膵病態内科教授・輸血部部長)
判型: B5判
頁数: 248頁
装丁: 口絵カラー
発行日: 2009年05月15日
ISBN: 978-4-7849-5528-2
版数: 第1版
付録: -

臨床の現場で要求される知識を身に付けるためのケース・スタディ問題集。症例の経過を追いつつ設問に答えながら診断・治療を進め、具体的な最新の知識をマスターする構成になっています。33症例を主治医として誌上体験!問題を解いているうちに肝胆膵疾患のすべてが明解に!実力アップを目指す医学生、研修医に。また各領域の最新知識の学習に最適。『New専門医を目指すケース・メソッド・アプローチ』シリーズとして症例一新、装いも新たに刊行!

目次

CASE 01 A型急性肝炎
CASE 02 B型慢性肝炎
CASE 03 C型慢性肝炎
CASE 04 劇症肝炎 -24
CASE 05 薬物性肝障害
CASE 06 NASH(NAFLDを含む)
CASE 07 アルコ-ル性肝硬変(食道静脈瘤合併)
CASE 08 非代償期肝硬変
CASE 09 自己免疫性肝炎
CASE 10 原発性胆汁性肝硬変(PBC)
CASE 11 原発性硬化性胆管炎(PSC)
CASE 12 Dubin-Johnson症候群
CASE 13 ヘモクロマトーシス
CASE 14 Wilson病
CASE 15 Budd-Chiari症候群
CASE 16 肝結核
CASE 17 伝染性単核(球)症
CASE 18 肝細胞癌
CASE 19 肝内胆管癌
CASE 20 肝血管腫
CASE 21 肝炎症性偽腫瘍
CASE 22 肝移植(肝細胞癌患者)
CASE 23 特発性細菌性腹膜炎
CASE 24 胆石症
CASE 25 急性胆管炎
CASE 26 胆?癌
CASE 27 胆?腺筋腫症
CASE 28 先天性胆道拡張症
CASE 29 急性膵炎
CASE 30 慢性膵炎
CASE 31 自己免疫性膵炎
CASE 32 膵癌
CASE 33 膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)

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序文


€


€ この度「専門医を目指すケース・メソッド・アプローチ」シリーズの『肝・胆・膵疾患』編を全面改訂し、「New専門医を目指すケース・メソッド・アプローチ」として刊行することとなりました。本シリーズは病気の成因から診断、治療などを記述する一般の教科書とは異なり、臨床現場で自分が遭遇している場面をシミュレーションしながら、いかに効果的に鑑別診断を行い、いかに適切な治療法を選択するかを学習する形式をとっています。その疾患に関する診断基準や解説のための図表や文献などが記載されており、そのため問題を解いていくうちに、その疾患に関する必要不可欠な知識も習得できるという特徴を持っています。
本シリーズの『肝・胆・膵疾患』編は、初版から13年が経ち、一部改訂を行った第3版から5年が経過しました。第3版ではNASHなど新たな疾患の追加を行いましたが、今回「New専門医を目指すケース・メソッド・アプローチ」として全面的に改訂致しました。近年の肝・胆・膵疾患に関する学問の進歩は著しく、画像診断に関しては、MDCTの普及、腹部超音波検査におけるソナゾイド造影剤の導入、癌診断におけるPET検査の導入などがあります。また、B型肝炎に対するエンテカビルなど核酸誘導体、C型肝炎に対するペグインターフェロンとリバビリンの併用療法など治療法の進歩も著しい変化があります。さらに診断に関して、特発性門脈圧亢進症、肝外門脈閉塞症、Budd-Chiari症候群に対する診断・治療・重症度判定のガイドラインの改訂、自己免疫性膵炎やIgG4関連硬化性疾患など新しい疾患概念の提唱など、多くの点で新たな変化がみられています。そのため今回、従来の症例を一新し、最新の画像診断を行った症例に入れ替え、内容も全面的に改訂致しました。
本書は内容もやや難しく専門医を目指す研修医が対象となっていますが、他分野で肝・胆・膵疾患に関心を持っている先生方にも最新の内容が盛り込まれており、興味深く読んで頂けるものと考えています。最後に本企画に賛同して頂き貴重な症例の提供と問題作成をして頂いた先生方に厚く御礼申し上げます。

2009年4月
塩見 進

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レビュー

【書評】対象疾患の診療に必要な知識を修得できる1冊

井廻 道夫 (昭和大学医学部内科学講座 消化器内科学部門教授)
本書は、症例提示からスタートし、診断、治療へのプロセスを質問形式で進め、その疾患の診療において必要な知識をすべて修得できるシステムになっている。
本書の対象は、専門医を目指す研修医となっており、専門医認定試験申請資格において、受け持ち症例として経験が要求されている疾患の修得度を自己点検できるだけでなく、受け持ち症例として経験しなくても、知識を有することが要求される疾患を、ペーパー患者として体験できることが特徴である。
学習において、講義で記憶として残るのは5%、読書で10%、体験で75%、教えると90%と言われている。従って、最も学習効果が高いのは体験し、教えることで、本での学習は学習効果が低いことになるが、この本では症例(ペーパー患者)を示し、図、写真を用いることにより、疑似体験的な効果をもたせ、学習効果が上がるように工夫されている。
消化器病専門医、あるいは肝臓専門医認定試験申請で、受け持ち症例であることを要求されている疾患はすべてカバーされており、知識を有することが要求されている疾患も、大部分がカバーされている。
内容は、今回の改訂により最新のエビデンスに基づいたものとなっており、図表を用いながら非常に分かりやすくまとめてある。ただ、今では使用されない「理学的所見」が使用されている、本来スクリーニング検査に入るべきデータが欠けているために鑑別診断に不要な項目が加わっている、研究的には必要かもしれないが、診断を進めて行く際には、必ずしも必要ない項目が入っている等、一部さらに改善すべき点もある。
しかしながら、本書ではペーパー患者をもとに疾患を、自らの理解度を点検しながら学ぶことができ、高い学習効果が期待できる。
本書の対象は専門医を目指す研修医であるが、同時に、医学部でのPBLチュートリアルにおける肝・胆・膵疾患のシナリオ作りにも大いに参考になると考えられ、このような教育を担当される医師にもお勧めできる本である。

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