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New専門医を目指すケース・メソッド・アプローチ 内分泌疾患

大好評のロングセラーが待望の改訂

定価:7,150円
(本体6,500円+税)

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編集: 肥塚直美(東京女子医科大学 理事・名誉教授)
判型: B5判
頁数: 340頁
装丁: 口絵カラー
発行日: 2016年03月15日
ISBN: 978-4-7849-5507-7
版数: 第3版
付録: -

「臨床現場において,教科書で学んだことと隔たりがあって診断や治療で戸惑うような場合でも,類似した症例をみることができ,治療のヒントが得られ,専門医に相談したように学習できる」をコンセプトとした問題集。1つの症例について,初診から鑑別疾患の絞り込み,確定診断,治療方針決定までの過程の中で,ポイントとなるいくつかの局面についての設問を解き,その解答・解説を読むことで専門医試験に必要な知識,実践的な臨床能力が身につきます。内分泌疾患のプロ選りすぐりの全32症例を収載。

目次

CASE 01 食欲低下,体重減少で受診した52歳男性
CASE 02 産後に頭痛,倦怠感を訴える36歳女性
CASE 03 無月経を主訴に来院した28歳女性
CASE 04 知人の医師に内分泌疾患を指摘され受診した64歳女性
CASE 05 のどの渇きが突然出現した53歳女性
CASE 06 肺癌の治療中に意識障害をきたした58歳男性
CASE 07 抗甲状腺薬開始6週間後に発熱した40歳女性
CASE 08 体重減少および夜間動悸がある妊娠中の28歳女性
CASE 09 不穏状態を主症状として救急入院となった1型糖尿病の35歳男性
CASE 10 バセドウ病再燃が疑われた46歳女性
CASE 11 下腿浮腫にて受診した28歳女性
CASE 12 甲状腺腫大と動悸で来院した32歳女性
CASE 13 急激な頸部腫大で来院した58歳女性
CASE 14 会社の検診でカルシウム値の異常を指摘された25歳女性
CASE 15 数カ月に及ぶ発熱,食欲不振とうつ症状により紹介された70歳女性
CASE 16 腰痛,下肢痛を訴える64歳女性
CASE 17 出生後より易刺激性を有する低カルシウム血症の7カ月女児
CASE 18 腰痛を訴える55歳女性
CASE 19 体重増加,満月様顔貌,多毛などを認めた38歳の女性
CASE 20 健康診断で高血圧を指摘された42歳男性
CASE 21 精神神経科受診後,頭痛,精神症状が悪化した一過性高血圧症の20歳代男性
CASE 22 高血圧を若年で発症し,血圧管理不良のため紹介受診した43歳女性
CASE 23 副腎に偶然,腫瘤を指摘された75歳男性,49歳男性,59歳女性
CASE 24 原発性無月経を主訴に受診した19歳女性,21歳女性
CASE 25 不妊を主訴に来院した27歳男性
CASE 26 動悸と冷汗を自覚し,低血糖を繰り返した58歳男性
CASE 27 挙児希望で受診した肥満,稀発月経の33歳女性
CASE 28 初潮がなく成長障害をきたした14歳女子中学生
CASE 29 尿路結石の既往と家族歴があり,尿路結石再発に対する精査目的の採血および腹部CTで高カルシウム血症と膵腫瘍を指摘された31歳男性
CASE 30 易疲労感,不眠,のぼせ,動悸,頭痛,体重減少などを主訴として受診した49歳女性
CASE 31 持続的な頭痛と強いふらつきを自覚して受診した44歳女性
CASE 32 以前から脂質異常症を指摘され,会社の健康診断受診後に精査目的で来院した46歳男性

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序文


本書は新シリーズとして2007年に第1版,2011年に第2版が発刊され,初版から9年後の2016年に,改訂第3版を発刊できる運びとなりました。旧シリーズの発刊から21年もの長きにわたり多くの方々に支持され,今回改訂することができたことは,編者として大きな喜びであります。€
改訂にあたり症例を2例追加し,分担執筆の先生方には最近の知見を組み入れて頂き,また新たな専門家にも加わって頂きました。本書の中で32症例を体験し,これらの症例を通じて内分泌学のup to dateの知識を学習し,内分泌の面白さと奥深さを実感して頂ければ幸いです。本書読者の皆様から,疑問点,改善点など忌憚のないご意見を頂き,本書のいっそうの充実を図りたいと考えている次第です。€
最後に,この企画に賛同し,貴重な症例を提示して頂いた諸先生方に厚くお礼申し上げます。€ 

2016年2月€

編者 肥塚直美

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レビュー

臨床現場で真に役立つ実力を磨ける一冊

千原和夫(兵庫県立加古川医療センター名誉院長)
内分泌疾患はホルモンの分泌異常や作用機構の障害に起因する疾患であり、一般内科外来で常時遭遇するものから内分泌代謝科専門外来でも滅多にお目にかからない希少なものまで多種多様な疾患がある。その中には、致死的な疾患、慢性的な経過をたどり日常生活でのQOL低下や一般的な社会生活を営む上で何らかの支障がある疾患などが数多く含まれる。年単位あるいは十数年単位で対応しなければならない比較的稀な内分泌疾患を1人の内分泌専門医が診なければならない場合も少なくない。そのような内分泌疾患の特性をふまえると、先達が経験した症例報告を熟読し、診断技術や治療法の変遷とともに変化してきたアップ・トゥ・デートの医療情報を、現に自分の目の前にいる患者に重ねて最善を尽くす必要がある。

本書は『New専門医を目指すケース・メソッド・アプローチ 内分泌疾患』の第3版であり、ほぼ4年ごとに改訂され世に出された人気シリーズの最新版である。その中では、内分泌疾患の各領域を代表するエキスパートが実際に経験した症例を取り上げている。時間軸に沿って、どのように診断し治療方針を立てたかを、その過程で立ち止まって読者に問いかけ、その都度正解を考えさせる。さらに、なぜそれが正解なのかのコメントを記述しており、まさにその症例の臨床現場を疑似体験できる点が平面的な記述の教科書とは一味違っている。

本書では世界中で報告が数例という稀な疾患もある内分泌疾患の山の中から、実地臨床で遭遇する確率の比較的高い32症例を厳選している。読みながら正解を考え、コメントを見て再度考える。この繰り返しの中で内分泌代謝学の面白さと奥の深さを実感できるだけでなく、臨床現場で真に役立つ実力も磨けることは間違いない。これから内分泌代謝科専門医をめざそうとする方には、きわめてお勧めの一冊である。

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