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医師総数32万人に迫る、薬剤師も30万人超【2016年三師調査】

登録日: 2017.12.15 最終更新日: 2025.09.20

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厚生労働省は14日、「2016年医師・歯科医師・薬剤師調査」(三師調査)の結果を公表した。2016年末現在の医師数は31万9480人(対前回〈2014年〉比2.7%増)、歯科医師数は10万4533人(同0.5%増)、薬剤師数は30万1323人(同4.6%増)となり、いずれも過去最多となった。

医療施設に従事する医師は30万4759人(同2.7%増)で、人口10万対では240.1人(同6.5人増)となった。施設の種別でみると、病院(医育機関附属を除く)が14万7115人と最も多く、診療所が10万2457人、医育機関附属の病院が5万5187人で、いずれも1986年以降、増加傾向にある。

人口10万対医師数を都道府県別にみると、トップ3が徳島県(315.9人)、京都府(314.9人)、高知県(306.0人)、ワースト3が埼玉県(160.1人)、茨城県(180.4人)、千葉県(189.9人)となっていた。医師数の「西高東低」傾向は依然として続いており、徳島県と埼玉県の間には約1.97倍の差がある。

広告可能な専門性資格別(複数回答)にみると、総合内科専門医が2万2522人(構成割合7.4%)で最多を占め、次いで外科専門医が2万1168人(同6.9 %)、消化器病専門医が1万7814人(同5.8%)─の順となった。総合内科専門医は前回から6858人の大幅増となり、約1.44倍に数を増やした。

日本に住む人の約400人に1人が医師に。人口10万対医師数の伸びは、医師数が増えて人口減少が進む地方では相対的に大きくなっている。それに比べて、医師数と人口の双方が増加している埼玉、千葉県などでは伸びは緩やかだ。(F)


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