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一過性の意識消失を主訴に受診した28歳女性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(151)]

登録日: 2017.06.01 最終更新日: 2025.09.20

生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科) 近藤 健 (千葉大学医学部附属病院総合診療科) 大平善之 (千葉大学医学部附属病院総合診療科) 上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科) 野田和敬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

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12月某日,夫と炬燵でテレビを見ていたところ急に意識を失った。夫が安静臥位を確保しているうちに,5分ほどで意識は戻ったが,初めてのことだったので1時間後,夫とともに当科を受診した。意識消失する前に悪心があったという。受診時は無症状。既往歴,生活歴に特記事項なし。

身体診察では体温36.2℃,血圧132/84mmHg,脈拍90回/分,SpO2 97%(room air)。その他,神経学的所見を含めて異常を認めない。

一般血液・生化学検査も正常範囲。受診時の心電図所見を示す(図1)。


 研修医の診断:Adams-Stokes syndrome


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