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サウナは本当に健康に良いのか?【高血圧や体力が衰えている人にはデメリットが大きいが,低温・乾式にする対策もある】

登録日: 2017.05.30 最終更新日: 2026.02.21

宮田昌明 (鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 心臓血管・高血圧内科学准教授)

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風呂での脳心血管事故は冬季に増えるようで,41℃以下の入浴が勧められています。サウナは熱い環境から水風呂へ入るため,温度差から血圧の乱高下が生じ,脳心血管事故が起きる恐れはありませんか。サウナは本当に健康に良いのでしょうか。

(東京都 F)


【回答】

「サウナは健康に良いか」という質問に対して,私は「スポーツにたとえると,通常の入浴がジョギングならば,サウナ浴はマラソンです」と答えています。つまり,体力のある人には後述するサウナ浴の医学的効用によるメリットが大きいのですが,体力のない人や高齢者ではデメリットのほうが大きいと考えます。

(1)サウナの医学的効用
通常のサウナは,温度が80~100℃,湿度が80~100%で,サウナ室の天井と床では20℃程度の温度差があり,上の段ほど温度が高くなります。サウナ入浴中は,交感神経が活性化され脈拍数が増加するとともに心拍出量が増加し,血圧は10~15 mmHg程度上昇します。温熱効果により血管は拡張し,サウナ出浴後に血圧は低下します。

サウナの最も大きな効用は,発汗作用にあると考えます。発汗作用により老廃物が排出され新陳代謝を促進し,美容効果も期待でき,気分的にも爽快感を覚えることができます。


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