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羽生田俊氏お別れ会に400人あまり 「ミスター日医」をしのぶ

登録日: 2026.10.21 最終更新日: 2026.10.21

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日本医師会(日医)の元副会長で、参院議員を務め、厚生労働副大臣や参議院厚生労働委員長を歴任した羽生田俊氏(8月25日死去、78歳)のお別れ会が10月20日、日本医師会館(東京都文京区)で開かれた。羽生田家と日医が主催し、医師会関係者や国会議員ら400人あまりが参列した。

松本吉郎日医会長は、長年にわたり医師会活動に取り組んだ後、国政に進んだ羽生田氏について、かつて「ミスター日医」と呼んだ際、本人が喜んでいたというエピソードを紹介。医師や医師会役員、国会議員としての歩みを振り返り、「常に医療の現場を原点としていた」としのんだ。

群馬県医師会の須藤英仁会長は、2013年の参院選で日医の組織内候補として初当選した当時を振り返り、羽生田氏を国政に送り出すことは群馬県医の「悲願でもあった」と紹介。「人を愛し、酒を愛した人生だった」と語り、豪快な酒席の逸話も披露した。

加藤勝信元厚労相は、自身が厚労相、羽生田氏が副大臣として新型コロナ対応や医師の働き方改革に取り組んだ日々に言及。医療現場を熟知する羽生田氏から受けた助言が、新型コロナの5類移行や医師の働き方改革の円滑な施行に向けた道筋につながったと述べた。羽生田氏を「難しい課題に共に立ち向かうかけがえのない同志」と表現し、感謝の言葉を贈った。

友人代表の星北斗参院議員は、議員宿舎で隣室だった頃の交流を紹介。野菜を丁寧に切ってつまみを作るなど、豪快な印象とは異なる家庭的な一面もあったと回想し、「悲しいというより、心に穴が開いたよう」と故人を悼んだ。

上野賢一郎厚労相も挨拶し、医師会役員、国会議員、厚労副大臣としての羽生田氏の歩みに触れ、地域福祉の向上に尽力した功績をたたえた。「本来であれば、引き続きもっとご指導いただきたいところ」と述べ、突然の別れを惜しんだ。

遺族を代表して謝辞を述べた長男の羽生田直人氏は、父の強い正義感や信念を曲げない姿勢、人との語らいを楽しむ姿を挙げ、「すべて父らしさでありました」と振り返った。闘病中の父との別れ際に力強く握手を交わしたことにも触れ、温かな手から「あとはよろしくな」という思いを感じたと語り、参列者への感謝を伝えた。

会の最後には、羽生田氏自身も学生時代に所属した母校・東京医科大学の応援団が「必勝の歌」を披露し、エールを送った。


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