健康診断で測定される各指標の中で生活者の知名度が最も低いのは「ヘモグロビンA1c(HbA1c)」であることが、日本生活習慣病予防協会(代表:和田高士慈恵医大客員教授)が10月8日に公表した意識調査結果で明らかになった。
意識調査は医師331人、一般生活者310人を対象として今年9月に実施。
生活者に「(健診の)各指標をどの程度知っているか」尋ねたところ、「知らない」と回答した割合は「HbA1c」が40.3%と最も高く、「クレアチニン」(39.0%)、「尿糖」(28.1%)、「γ-GTP」(22.3%)が続いた。一方、「血糖値」を「知らない」と回答した割合は2.3%にとどまった。
医師に各指標の健康管理上の重要性について尋ねた調査では、78.2%が「HbA1c」は「非常に重要」と回答。血圧の80.4%に次いで2番目に高い数字だった。
■医師と生活者の認識に大きなギャップ
「糖尿病リスクの把握でより重視するのはHbA1cか血糖値か」との問いに対しても、生活者の68.7%が、過去1~2カ月の血糖の平均状態を示す「HbA1c」よりも、1日の中でも変動する「血糖値」をより重視していると回答。医師と生活者の間に認識の大きなギャップがあることが浮き彫りになった。