エーザイは9月16日、早期アルツハイマー病(早期AD)治療薬「レケンビ」(一般名:レカネマブ)の皮下注製剤について国内での承認を取得したと発表した。
皮下注製剤の販売名は「レケンビ皮下注250mgペン」。自己投与可能なオートインジェクター製剤で、承認は米国、中国に続いて3カ国目。アミロイドβプロトフィブリルをターゲットとするレケンビの治療方法は、これまで医療機関での静注投与のみだったが、今回の承認により在宅投与という新たな選択肢が加わった。
レケンビのサブスタディで、週1回の皮下注製剤500mg投与は2週に1回の静注と暴露量の類似性が確認され、早期AD当事者に対して皮下注製剤は静注製剤と同様の有効性が期待できることが示された。皮下注投与の安全性プロファイルは概ね静注と同様だったという。
エーザイは、在宅投与が可能になることで当事者・介護者の通院負担が軽減し、外出や旅行の制約が緩和されるなど「ライフスタイルに応じた治療選択が可能となる」としている。
レケンビの在宅自己投与は、中医協での審議・了承を経て、保険医が投与(処方箋交付)できる注射薬リストに掲載された後に可能となる。

「レケンビ皮下注」の効能・効果/用法・用量
【効能・効果】アルツハイマー病による軽度認知障害および軽度の認知症の進行抑制
【用法・用量】500mg(2本)を1週間に1回、皮下投与