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【症例12】78歳男性[〈症例から積み上げる〉発熱性疾患の診療原則(12)]

登録日: 2026.09.28 最終更新日: 2026.09.28

鈴木慎吾 (関東労災病院総合内科)

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連載の目的
本連載では,症例を擬似体験しながら,急性期〜亜急性期の発熱性疾患のアプローチ法を考えていく。
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症例12 78歳男性

▶バイタルサイン:体温39.5℃,血圧140/72mmHg,脈拍数94回/分(整),SpO2 97%,呼吸数18回/分

▶主訴:熱,足に力が入らず歩行がおぼつかない

▶既往歴:なし

▶内服薬:なし

▶現病歴:4日前から39℃台の発熱を認め,改善しないため当院を受診した。症状は脱力感のみで,呼吸器症状,尿路症状,消化器症状,皮膚・関節症状なし。

▶身体所見:左背側下肺野にcoarse cracklesを聴取した。そのほか,頭頸部・胸部・背部・腹部・四肢に異常所見なし。

▶血液・尿検査:異常値は,WBC 11510/μL(好中球89%,リンパ球7.5%),AST 103U/L,CK 3184U/L,Na 133mEq/L,Cl 96mEq/L,Ca 8.3mg/dL,P 1.6mg/dL,Alb 3.1g/dL,LDH 391U/L,CRP 30.6mg/dL,尿蛋白3+,尿潜血3+,尿アセトン1+,尿沈渣:RBC 20~29/HPF,WBC 5~9/HPF。
*下線は低値。

▶胸部X線:左下肺野にやや淡い浸潤影を認める(図1)。

Q
①疑うべき肺炎の起炎菌は?
②追加する問診・身体診察・検査は?

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