検索

×
絞り込み:
124
カテゴリー
診療科
コーナー
解説文、目次
著者名
シリーズ

武田薬品工業:日本発のナルコレプシー新薬「オーゼイフル」、国内での承認取得[新薬開発・販売 FRONTLINE]

登録日: 2026.09.08 最終更新日: 2026.09.08

お気に入りに登録する

武田薬品工業は8月24日、ナルコレプシータイプ1治療薬「オーゼイフル錠」(一般名:オベポレクストン)の国内での製造販売承認を取得したと発表した。ナルコレプシーに伴う症状の管理ではなく、疾患そのものの治療を適応として承認された国内初の医薬品となる。海外では日本に先行して中国、米国で承認されている。

ナルコレプシーは、日中の強い眠気や1日に何度も繰り返す居眠りを特徴とする睡眠障害。脳内のオレキシンの欠乏により発症する「タイプ1」と原因不明の「タイプ2」があり、タイプ1は日中の過度の眠気や情動脱力発作(カタプレキシー)を特徴としている。

オーゼイフルは、武田薬品が日本の研究所で創製したオレキシン2受容体(OX2R)選択的作動薬。OX2Rを選択的に刺激することでオレキシンシグナルの低下を回復させ、ナルコレプシーを引き起こす原因となるオレキシン欠乏に対処するとされている。承認の根拠となったグローバル第3相臨床試験(FirstLight、RadiantLight)では、オーゼイフルがナルコレプシータイプ1の各症状にわたって統計学的に有意な改善をもたらすことが確認された。

武田薬品は「薬価収載を経て患者さんへ速やかにお届けできるよう、現在発売に向けた準備を進めている」としている。

「オーゼイフル錠」の用法・用量
1mgを1日2回経口投与。起床時に1回目の投与を行い、3〜5時間後に2回目の投与を行う。忍容性に問題がなく、十分な効果が認められない場合に限り、2mgを1日2回に増量できる


1