検索

×
絞り込み:
124
カテゴリー
診療科
コーナー
解説文、目次
著者名
シリーズ

深掘り! 心房粗動【後編】/Decoding atrial flutter[Dr.ヒロの学び直し!心電図塾(第106回)]

登録日: 2026.09.04 最終更新日: 2026.09.04

お気に入りに登録する

皆さん,こんにちは。今回も「心房粗動」(atrial flutter:AFL)について解説します。3回目の今回がラストになります。AFL絡みのネタは尽きず,正直まだまだ話したりない気がします。前回までは,最もよく遭遇するという意味で,「通常型AFL」を中心にお話をしましたが,今回もその流れは踏襲します。ただし,少しだけ応用的な内容にも切り込みます。では,スタート!

AFL時の心拍数

AFLが通常型の場合,心拍数が“300の約数”になると述べました。これは頻拍(粗動)周期(~200ms),すなわち,心房興奮が1分間に約300回であることをベースにしています。これをすべて心室へと伝えてしまうと大変なことになるため,房室結節が興奮を間引く“クッション”のような働き(緩衝作用)をしています。イメージ的には,「鋸歯状(粗動)波のうち何回かに1回,心室興奮として伝わるか」で,これを房室伝導比「〇:1」と表現します。しかし,この概念よりも大事なことは,心電図を見て房室伝導比が〇:1と正しく言えるかどうかだと思います。「そんなの簡単。隣り合う2つのQRS波の間に鋸歯状波がいくつ見えるかチェックするだけでしょ」―こう考える人は少なくないはず。でも,この理解だと時に危険かもしれません。

プレミアム会員向けコンテンツです(連載の第1~3回と最新回のみ無料会員も閲覧可)
→ログインした状態で続きを読む


1