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関節診察構造主義!〜関節の特徴を理解した手技を知る〜[〈from総合医育成プログラム〉プライマリ・ケアで役立つクリニカルパール(33)]

登録日: 2026.08.27 最終更新日: 2026.08.27

佐田竜一 (大阪大学大学院医学系研究科変革的肝酵素システム開発学(日本財団)寄附講座准教授)

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膠原病編② 日本プライマリ・ケア連合学会監修

本連載では,日本プライマリ・ケア連合学会/全日本病院協会が実施している「総合医育成プログラム」の中から,選りすぐりのクリニカルパールを紹介します。現場のニーズを熟知しているエキスパートが,プライマリ・ケア医にとって「まさにそこが知りたかった!」というポイントをわかりやすく解説します。

今回のクリニカルパール 関節診察は,構造をイメージしながら行う。
関節炎において重要な情報は,圧痛よりも腫脹である。
末梢関節では,関節裂隙の腫脹を触知する。
肩関節や股関節などの大きな球関節では,特に関節周辺構造を意識して診察する。

1 3種類の関節の構造と可動性

関節は,構造に基づいて以下の3種類に大別される1)。主に関節炎を起こすのは,可動性の高い滑膜性関節である。

•線維性結合(線維性関節):強靱な結合組織(線維)によって骨が直接連結される。可動性がほとんどなく,不動関節とされる。例:頭蓋骨の縫合

•軟骨結合(軟骨性関節):隣接する骨が硝子軟骨または線維軟骨によって結合し,可動性をわずかに有する。例:肋軟骨,椎間円板

•滑膜性関節(可動関節):関節腔を持ち,関節包に包まれた滑膜と滑液によって広範な可動性を有する。

さらに,滑膜性関節には大きくわけて6種類が存在する(図11)。こうした構造を意識しながら関節診察を行うことが重要である。

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