連載の目的
本連載では,症例を擬似体験しながら,急性期〜亜急性期の発熱性疾患のアプローチ法を考えていく。
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症例10 56歳男性
▶バイタルサイン:体温39.8℃,血圧130/78mmHg,脈拍数94回/分(不整),SpO2 97%,呼吸数16回/分
▶主訴:熱が下がらない
▶既往歴:心房細動,高血圧症,高尿酸血症
▶使用薬:ビソプロロール(貼付剤),エドキサバン,フレカイニド,サクビトリルバルサルタン,フェブキソスタット
▶現病歴:4日前からの発熱で近医を受診し,インフルエンザ・新型コロナウイルス抗原検査陰性。食事量は普段の1割程度しか摂取できないことから,同日に当院を紹介受診した。呼吸器症状,消化器症状,尿路症状,皮膚・軟部組織・関節症状なし。
▶身体所見:頭頸部,胸部,腹部,背部,四肢に特記異常なし。
▶血液・尿検査:異常値は,AST 53U/L,LDH 288U/L,γ‐GTP 225U/L,CRP 11.2mg/dL(WBC 7190/μL,好中球71%,ALT 26U/L,ALP 85U/L)。
▶胸部X線:図1参照。

Q
①追加する問診・身体診察・検査は?