膠原病編① 日本プライマリ・ケア連合学会監修
本連載では,日本プライマリ・ケア連合学会/全日本病院協会が実施している「総合医育成プログラム」の中から,選りすぐりのクリニカルパールを紹介します。現場のニーズを熟知しているエキスパートが,プライマリ・ケア医にとって「まさにそこが知りたかった!」というポイントをわかりやすく解説します。
◆骨折は関節痛診療における一丁目一番地の除外診断すべき疾患である!
◆化膿性関節炎における関節穿刺のタイミングには,Kocher基準も含む包括的な判断を要する!
◆結晶性関節炎はエコーで判別可能だが,その診断自体は化膿性関節炎の除外にはつながらない!
単関節痛の鑑別は意外とシンプルである。表1 1)に一般的な単関節痛の原因疾患をまとめたが,大別すれば,①外傷,②感染,③結晶,④そのほか,の4つである。このうち「そのほか」に含まれる疾患は診断に時間を要し,鑑別に難渋することも少なくない。そのため,まずは①から③までの鑑別を確実に行うことが重要である。そのために,筆者は急性単関節痛の診療5 steps(表2)をもとに診療しており,以下に紹介する。

