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自己抗体が出ない「朝のこわばり」[〈出会ったときに意外と困る!〉脳神経内科[年イチ]症例集(7)]

登録日: 2026.07.30 最終更新日: 2026.07.30

伏屋公晴 (ふせや内科小児科院長)

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年1回くらいは経験するけれども,いざ出会ったときに困る症例を共有!

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症例 40歳代,女性

●病歴

基礎疾患はなく,常用薬もない。数カ月前から,起床時に両手のこわばりと脱力感を自覚している。しばらく布団の中で手指を動かしていると症状は軽快する。日中は症状をほとんど自覚せず,日常生活に支障はないが,朝の違和感が持続するため前医を受診した。

前医にて膠原病を疑われ,自己抗体など一通りの検査が行われたが異常は認められず,経過観察とされた。その後も症状の改善がみられず,精査目的に脳神経内科を受診した。

●主な身体所見・神経学的所見

発熱,筋肉痛,皮疹,粘膜疹などは認めない。神経学的所見では,脳神経に異常はなく,明らかな麻痺,筋力低下,感覚障害も認めない。腱反射は正常であった。一方で,両側母指球筋の萎縮を認め,手根管部でのTinel徴候は両側で陽性であった。

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